2つの宝物。

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西くん最近、

丸くなりすぎて気持ち悪い」

って友達に言われるらしい ________




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これは西くんの経歴のほんの一部。



高校2年生の時、それまでずっと続けていたサッカーとは全く別の世界に1人で飛び込んでからたった4年でプロのダンサーまで駆け上がった西くん。




(雑誌でも語ってたけど)きっと"1人"で自分自身と戦い争い、試行錯誤して、色んな武器を身につけながら"ダンサーhiroto" を作り上げていったんだろう。凄まじいスピードで。



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"オリジナリティー""自分"を大切にしていると語っていた hiroto は自身の魅せ方や自分がどうありたいかを沢山考え研究してきたと思う。




ダンサー時代のhirotoのことを私は知らないけれど、西くんは絶対に元から優しくてまあるくておおらかで温かい人。


でも、そんな素敵な西くんがもっと素敵な自分になるために、ダンサーとして人に印象を与えられる自分であるために、色んな環境の中で沢山の人と関わりながら自分を着飾っていったのかな。




ダンスを始めてから培ってきた経験や華やかな経歴、そして数年間という時間をかけて作り上げてきたダンサーとしての"hiroto"は、西洸人にとってのプライドだったと思うし自信も持っていたと思う。


プデュに応募した当初もそうだったと思う。




番組開始時の順位発表と第1回順位発表、

西くんは同じ4位だった

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でも、最初の順位発表で「嬉しいけど嬉しくない」

f:id:ohirune_siyou:20211229125903j:plainと4位という順位にただ悔しそうにしていた西君が、


1回順位発表では、国民プロデューサーへの感謝と共に自分の実力が4位という順位にそぐわないと涙を流しながら語っていた。

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そして、共に夢を追う仲間へ「一緒に夢を..」と感情のまま何も着飾ることなくボロボロと涙を流しながら語る西くんの姿、別れが辛く何十分もスピーチをする姿、あの姿を見た時の衝撃は今でも忘れらない。

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きっと沢山のものに、色に、染まっているはずなのに、こんなにも色んなものを真っ直ぐに吸収することができるなんて...

あぁ、この人は本当に心が綺麗な人なんだなと思った。




ダンサーとしての"hiroto"ではなく"西洸人という一人の人間として練習生として色々な面から評価されること、様々な境遇・年齢の沢山の仲間たちと"一緒に"夢を追うことは、1人で沢山の時間を積み上げてきた西くんにとって想像していたより遥かに大きなことだったんだと思う。



そんなオーディション期間を過ごす中で、自分の強みであるはずのダンサーとしての経歴が自らを苦しめる刃になったこともあっただろうし、持っていたプライドは切り刻まれ、自信を無くすことが少なからずきっとあったと思う。


自分がどうあるべきか分からなくなったことももしかしたらあったかもしれない。

西くんの自己肯定感の低さはオーディションの中で積み重なってしまったものなのかもしれない。


でもその全部が、西くんの中でピンと張り詰めていた糸を緩ませ、眠れない夜を越える度、涙を流す度、仲間の想いに触れる度、複雑だった心の中が洗われてまるくまるく角が取れて今の西くんになっていったのかな。と私は思う。



そして沢山の仲間との出会い別れを経てINIとしてデビューし、11人の仲間のような家族のような大切な存在が出来た今、西くんの深いところにいつもある仲間想いで周りの全てを惜しみなく大切にする温かく柔らかい部分が、どんどん表に出てきて大きくなっている気がする。私も西くん、とっても丸くなったなと思う。




でも、hirotoが積み上げてきた色んなものは何一つ無くなっていないし無駄になんてなっていなくて、今も間違いなく西くんの一部。ファッション、趣味、振りつけ、パフォーマンス...色んな瞬間にhirotoの欠片を感じる。


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f:id:ohirune_siyou:20211229152653j:plainこの頃のダンサーhirotoに教えてあげたい。


今、アイドルの西洸人となったあなたは、

大切な仲間と一緒に自分たちのグループの為に振りつけをして自ら踊って歌ってキラキラ輝いているし、本当に沢山の人に愛され沢山の人を幸せにしているよ。


hirotoの振りだった?と思うこともあるし、あなたらしさは色々な所にしっかり残ったまま更に素敵な人になってるよ。


って。






変わること、変わったと言われること、私は少し怖く感じてしまう。変わったことには自分ではなかなか気付けないものだと思うから。


23歳という年齢でそれまでのキャリアを捨て新しい環境に身を置くこと、中々出来ることじゃない。自分がどう変わってしまうのかも分からない中、西くんは色んなものを捨て離れる覚悟でこの道についてくれたのだろうなと改めて思う。



変わることで離れていく人やものは少なからずあると思うし、手放さなければならなかったものも沢山あったと思う。


失ってしまったもの、その代わりはどこにもないかもしれないけれど、新しく出逢ったものもきっと西くんに沢山の幸せを与えてくれると思う。寂しさを感じさせないくらい。


だって西くんがその弛まぬ努力と、変わらない素敵な人柄で手に入れたものだから。






綺麗で柔らかいスポンジのような心を持っている西くん。


これからもきっと色々な物を吸収しながら変わっていくんだと思う。


でも、どんな西くんだって素敵で大切だし、

いつまでもずっとそばにいる。

それは私の中の変わらないもの。


だから西くんには変わることを恐れず、どんな時も自分を愛し胸を張って輝いていて欲しい。



丸くたって、尖っていたって、西洸人は西洸人。根本的なところにある素敵すぎる部分は変わることはないんだから。






最後に、、


hirotoがいてくれたからこそ今のアイドル、西洸人がいます。

だからありがとうhiroto。ありがとう西くん。


ダンサーhirotoもINIの西洸人もずっと私の宝物。





2021.12.29